勝手に格付け!お金のABC

クレジットカードやキャッシングの良いこと悪いことについて「簡潔」そして「忖度なし」をモットーに紹介するわ!

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【75点】楽天カードは言うほど高還元じゃない?本当のメリット・デメリット

勝手に格付け!楽天カード

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▲画像は公式HPより

総合評価 75点/100点
還元率 ★★★
1.0%の「高め」ライン
作りやすさ ★★★★★
完全無料&口座で本人確認OK、難易度も高くない
国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
American Express
注目のメリットなど
楽天市場でポイント+1倍
楽天ポイントカード機能付き
・入会タイミングによっては5,000ポイント~の入会特典あり
・「楽天ペイ」併用で1.5%還元(※要事前チャージ)
こんな人におすすめ

楽天市場の利用機会が多い
・入会特典ポイントがほしい
・収入やステータスに自信がない
楽天ポイントを貯めたい
・「楽天ペイ」で常時1.5%還元を実現させたい

※特にピンと来るものがなければ、より高還元なカードの選択推奨

「年会費無料で高還元」なクレジットカードの代名詞にもなっている楽天カード

…ですが実際のところこれより高還元なカードはいくつもあるので、「ポイント最重視」の人にとっては正直微妙です。わたしも学生の頃はメインカードとして使っていましたが、結局他の高還元カードに乗り換えてしまいましたね…。

というわけで「最高還元」でこそない楽天カード」ですが、このカードならではのメリットが存在するのもまた確か。それでは見ていきましょう。

一番わかりやすい差別化点は「楽天ポイントを貯められる」こと

正直なところ、楽天カードよりも高還元なカードは複数存在します。特に年会費無料、かつ楽天カードより優れた還元率(1.2%)&付帯保険を有する「リクルートカード」の存在は気になるところ。

となると、知っておきたいのはやはり「楽天カードならでは」のメリット、つまり差別化点ですが…。

これについて最も分かりやすいのは、楽天スーパーポイント楽天ポイント)を貯められるという点でしょう。

楽天カードでは、毎月の請求100円につき1の「楽天スーパーポイント」還元を受けられます。カード利用額が10万円なら、毎月1000ポイントもらえるというわけですね。

そして楽天カードには楽天ポイントカード」機能が標準装備マクドナルド、ファミリーマートなどの「楽天ポイントが貯まるお店(加盟店)」でカードを使ったなら、自動的に還元率+0.5%となるのは嬉しいポイントと言えます。

楽天カードを使ったポイント獲得例例:ファミリーマートで1,000円の買い物をした場合、
(1)楽天カードの通常決済分10ポイント(翌月15日頃に反映)
(2)楽天ポイントカードの提示分5ポイント(数日後~反映)

計15ポイント還元(=実質還元率1.5%)

また楽天のポイントはインターネット上・カード上で一律管理されていますので、楽天市場やカード利用で貯めた楽天ポイントは、そのまま楽天ポイント加盟店でお金の代わりに利用可能。

このように「積極的に<楽天の>ポイントを貯めて、楽天市場や加盟店でお金の代わりに使いたい」という場合、楽天カードはかなり使い勝手が良いと言えるでしょう。

ちなみに楽天ポイントの有効期限は「最後にポイントを獲得してから1年間」なので、楽天系のサービス(楽天カード含む)をコンスタントに使っていれば、実質有効期限なしとなります。

参考:楽天ポイントカード公式HP「使えるお店」


★逆に言うと「楽天ポイントを貯めること」にこだわりがないのなら、もっと高還元な他社カードをチェックしてみてもよいかもしれません。

審査に不安がある方にとっては定番の申し込み先の1つ

現在の無料カードのほとんどは学生さんやパート・アルバイトの方でも問題なく作れるもの。もちろん楽天カードの場合も例外ではなく、実際に私も大学生のときにこのカードの審査に通過していますが…。
楽天カード」は単に低収入というのみならず、一般的なクレジットカードの取得が難しい…という状況下での通過報告も多いですね。

さすがに「他社延滞中」「自己破産経験者」といった重度の問題がある場合はその限りでないものの、「審査に自信がないけれどクレジットカードが欲しい」という場合には、年申し込みやすい1枚と言えるでしょう。

…ちなみに1つのカードの審査に落ちてしまっても、大したデメリットはありません。「ダメ元」での申し込みも視野に入らないではなさそうです。

楽天ペイ」併用なら常時1.5%還元、しかし…。

楽天カード」の基本還元率は1%(100円につき1ポイント還元)。

ですがスマホ決済アプリ楽天ペイ」と併用すれば、常時1.5%還元楽天ポイント加盟店なら2%)を受けられます。

楽天ペイ」を使えるお店は、

セブンイレブン

・ローソン

ファミリーマート

マツモトキヨシ

・ウェルシア

…などなど。楽天ポイント加盟店より多いですね。

参考:楽天ペイ公式HP「使えるお店」


…が、実のところ「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」に関して言うと、これらのお店で最高5%還元を受けられる「三井住友カードナンバーレス」の存在がどうしても気になるところ。

また、「セゾンパール・アメックス・カード」では「楽天ペイ」と使えるお店がかなり重なる「QUICPay」(かざすだけでカード決済を行うサービス)の利用を条件に、常時3%還元を受けられる形となっていますね…。

コンビニ等での還元率を重視するのなら、正直なところ楽天ペイ」より優れた支払方法がありそうです。 

三井住友カードナンバーレス

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年会費完全無料
・優待店以外での還元率0.5%
セブンイレブンローソン、ファミリーマートマクドナルドでタッチ決済時、最高還元率5%(Vポイント)
┗通常カード決済なら2.5%
海外旅行保険付帯
・基本的には「優待を受けられるお店でだけ使う」のがおすすめ

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

 

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・年会費は原則無料
┗初年度または年1回以上利用時/該当しない場合は1,100円
・優待店以外での還元率0.5%
QUICPay利用時、還元率3%
┗「かざすだけ」のカード決済方法
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートドトールその他多くの加盟店で利用可
・三井住友ナンバーレスに比べると「コンビニ3社・マクドナルドでの還元率に劣るが、優待対象がより多い」
・基本的には「優待を受けられるお店でだけ使う」のがおすすめ


もちろん「還元率が低くても楽天ポイントを集中して貯めたい」「これ以上カードを増やしたくない」という場合には、あえて「楽天ペイ」を選んでも良いのですが…。
この「楽天ペイ」、決済のたびにアプリを開いて提示する必要があるため、人によってはカード決済より面倒かも。

▲公式HPより、「楽天ペイ」の利用イメージ

 

また1.5%還元のためには楽天カードによる事前チャージ」が必要なので、ちょっと手間がかかるのは事実です。 

要するに向き不向きがある決済方法ですので、「楽天カード」取得後に何度か「楽天ペイ」を試してみて、今後も利用していくかどうか決めてみるのも良いですね。無理して「楽天ペイ」を使う必要はありません。

参考:楽天ペイ公式HP「楽天ペイアプリの使い方」

 

楽天ペイでは「楽天カードからの自動支払い」も可能ですが、この場合は1.5%還元を受けられませんのでご注意ください。
1.5%還元のためには楽天カードを使った事前チャージ」が必要です。

楽天カードより高還元・高評価なクレジットカード

楽天カードより高還元・高評価な3つのカードと、「楽天カード」を比較すると以下のようになります。

リクルートカード
【85点】

・年会費無料
還元率1.2%
・付帯保険充実
・「リクルートポイント」の使い道さえ確保できるなら、楽天カードの上位互換に近い
 
Pontaポイントやdポイントへの交換、ホットペッパー(ビューティ)での決済など

P-one Wiz
【80点】
・年会費無料
実質還元率1.495%
(毎月自動1%引き+残額に0.5%のTポイント還元)
リボ払い専用
┗ただし支払額調整で「実質1回払い」可
JALカード(普通)
【85点】

実質年会費5,500円
┗基本年会費2,200円+マイル還元率1%実現のための3,300円(ショッピングマイル・プレミアム)
実質還元率2%~
┗1マイルの価値を2円~とした場合
JALや空港まわりの特典あり

JAL利用機会があるなら最優先

ANAカードよりコスパよし、かつローシーズン以外なら同じ区間の必要マイルも安い傾向アリ
・20代なら20代向けの「JAL CLUB EST」、学生なら「JALカードnavi」の選択推奨

参考:楽天カード
【75点】

・年会費無料
還元率1.0%
楽天ポイントカード機能付き
楽天ペイとの併用で還元率1.5%
・上記カードの審査に通れなくても作れるかも

 

個人的にはJAL利用機会があるならJALカード系を、そうでないなら「リクルートカード」あたりの選択をおすすめしたいところ。「自動リボ払い」という姿勢に抵抗がないのなら、「P-one Wiz」を選んでもいいですね。

 

一方で「楽天ポイントを貯められる」「審査難易度が低い」といった楽天カードならではのメリットに魅力を感じるなら、もっと高還元なカードより楽天カード」の方が向いていると言えるでしょう。このあたりの判断はその人次第ですね。

楽天カードについてのよくある質問と回答

FAQ:国際ブランド(VISA、Mastercardなど)はどうやって選べばいい?

楽天カードでは申込時に

・VISA
・Mastercard
JCB
・American Express

という4つの「国際ブランド」を選択できますが…。

正直なところ、特に希望が無ければVISAかMastercardのどちらかを選んでおけばOK。この2つは日本国内でも国外でも、特に加盟店(=利用できるお店)が多いからです。

また日本国内であれば「JCB」もかなり普及していますが、こちらは

・最近の個人店等ではVISAかMastercardにしか対応していないことも多い

・海外加盟店が少ない

という理由から、少し優先度が落ちますね。

が、JCBでは「ディズニーデザイン」を選択できますので、これを重視するならJCBを選んでも良いでしょう。

一方、American Expressは利用できるお店が他のブランドより少ない上、それを埋め合わせるメリットも一切ありませんので非推奨となります。
(完全招待制、年会費3万3000円の「楽天ブラックカード」まで行けばアメックス限定特典が付きますが…)

FAQ:学生は「楽天カードアカデミー」を選んだ方がいい?

楽天カードには「楽天カードアカデミー」という派生カードがありますが、正直なところ一般カードと大した差はありません

が、

・「アカデミー」カードの方が入会特典が優れていることが多い

・一般カードにない、楽天ブックスで還元率アップ特典あり

という点から、「どうせならアカデミーカードを選んでおくのが無難」と言えるでしょう。

ちなみにアカデミーカードの国際ブランドは「VISA」「JCB」の二択となります。基本的にはVISAを選んで構いません。

 

FAQ:「楽天Edy」の機能は付けた方がいい?

正直使う必要は無いかと思います。オートチャージを付けてさえ「楽天Edy」の還元率は計1%で、普通のカード決済と変わりません
楽天カードを使ったチャージによる還元率0.5%+Edyの還元率0.5%)

…が、楽天カードに「楽天Edy」機能は無料で付帯可能。

そしてEdyはたま~におトクなキャンペーンをやっていることもあるため、「使うかどうかはさておき、一応付けておく」のが無難なところかと思います。

楽天Edy付帯の有無は、申し込みの際に選択できます。

楽天カードの基本情報と特典一覧

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▲画像は公式HPより

総合評価 5点/100点 無料&低難易度による取得しやすさは◎
ただしおトクさという方面ではライバルが多い
還元率 1.0%楽天スーパーポイント
国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
American Express
※基本的にはVISAまたはMastercard推奨
必要書類 特になし
(ネット上で口座登録を済ませる場合)
付帯保険 海外旅行保険(上限2000万円)
┗治療費、携行品補償等付き
ETCカード 原則年550円
※プラチナ会員以上は無料
家族カード 無料
スマホ決済 Apple Pay
Google Pay
その他の特典等

新規入会で5,000ポイントプレゼント
 ┗時期によって変動する場合あり

楽天ポイントカード機能付帯
楽天市場でポイント還元率+1倍
 ┗楽天市場の標準ポイント、通常のカード還元合わせて3%
・入会特典ポイントが充実していることが多い
・「楽天ペイ」との併用で還元率1.5%
 ┗「楽天カード」を使った事前チャージ時に限る
コメント
・「無料で高還元」というだけならリクルートカードの方が優秀なので、楽天ポイントを貯められる」「他のカードに比べ取得しやすい」といった部分に魅力を感じる場合に選びたい

 

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