【80点】P-one Wizは無料カード最高還元率!リボ手数料回避の条件は?
勝手に格付け!P-one Wiz
▲画像は公式HPより
総合評価 | 80点/100点 |
還元率 | ★★★★★ 実質1.495%、条件問わず申し込める無料カードの中では最高値 |
作りやすさ |
★★★ |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
注目のメリットなど | |
・実質1.495%という無料カード最高還元率を達成 |
|
こんな人におすすめ | |
・とにかく高還元な無料カードがほしい |
ファミマTカード等でおなじみの「ポケットカード」社が発行するクレジットカード「P-one Wiz」は、ご覧の通り最高還元率を達成している無料カード。
限定的な条件でこれ以上の数字を出すカードならいくらでもありますが、「どこで使っても還元率1.495%」かつ「年会費無料」を両立しているのはこのカードだけです。
…が、目を引くメリットには犠牲がつきものというのが実際のところでしょう。
- 勝手に格付け!P-one Wiz
- 自動1%割引&残額に0.5%還元で実質還元率は1.495%
- ただしリボ払い専用なので事前の設定変更(実質一回払い)は必須
- 還元率以外の目を引くメリットは特になし
- 指定銀行口座を持っていないと本人確認がやや面倒かも
- 年会費を支払えばもっと高還元なカードを作れる?
- FAQ:VISA、Mastercard、JCBの国際ブランドはどれを選べばいい?
- P-one Wizの基本情報と特典一覧
自動1%割引&残額に0.5%還元で実質還元率は1.495%
P-one Wizの特徴は、やはり実質1.495%の超高還元。
これは利用額に対し1.495%のポイントがもらえる…というわけではなく、
・利用額の1%が毎月自動的に割引されて請求される
・残った請求額に対し、1000円に1ポイントの割合で「5円相当のポケット・ポイント」が貯まる
→0.01+0.99×0.005=0.01495、つまり1.495%還元という、少し特殊な形を取っています。
そのため「ポイントを貯めて一気に使いたい」というタイプの方には不向きかもしれませんが…。
高還元で知られる「楽天カード」の還元率が1%であることを考えると、常にその1.5倍近くおトクとなる「P-one Wiz」の優位性がよく分かるでしょう。
ちなみに無料カードで「P-one Wiz」の次に高還元となるのはリクルートカード(還元率1.2%)ですので、こことも結構な差が付いていますね。
★ちなみに「1%が割り引かれた残額に対してもらえるポケット・ポイント」は、1ポイント5円相当として「Tポイント」などに交換可能です。
例:カード利用額10万円のとき、
(1)自動1%引きにより、当月の請求額は99,000円
(2)残額99,000円に対し1,000円ごとに1ポイント還元
→99ポイント還元(実質495円相当)
参考:ポケットカード公式HP「ポイント交換商品一覧」
ただしリボ払い専用なので事前の設定変更(実質一回払い)は必須
…が、各社が身を削って提供している還元制度。他より圧倒的に高い還元率を有していながら、何のデメリットもない…なんてハズはありません。
P-one Wizにおける最も分かりやすい問題は、「リボ払い専用」であること。
とは言えリボ払いを利用することが高還元の条件にはなっていないため、「毎月の支払額=利用限度額に設定」することで実質一回払い&高還元の両立は可能なのですが…。
・その仕様上、回数分割払いやボーナス払いを利用できないのが気になる
・支払額の変更手続きに自信がない
・リボ払い専用という魂胆が気に入らない
…といった場合には、このカードへの申し込みはおすすめできません。
ちなみに支払額の設定変更自体は、カード到着後にインターネット会員サービス(または電話窓口)から簡単に済ませられます。
例:カード利用額が8万円、毎月のリボ払い支払額が20万円の場合、実質一回払いで清算可
★「実質一回払い」の場合、リボ払いの手数料は発生しません。
還元率以外の目を引くメリットは特になし
P-one Wizには、「超高還元」以外のメリットが特にありません。
一応ポケットカード社共通の「レンタカー割引」「旅行代金割引」がないわけでないものの…。
基本的には目を引く特典や付帯保険を撤廃し、還元率に全振りしたカードと考えてよいでしょう。
このあたりはバランス型の「リクルートカード」との大きな違いですね。
参考:リクルートカードとの比較
P-one Wiz |
・完全無料 |
リクルートカード |
・完全無料 |
とは言え還元率を最優先する方にとって、「還元率以外のメリットが特に無いこと」は大きな問題にはならないだろうとは思います。
指定銀行口座を持っていないと本人確認がやや面倒かも
P-one Wiz(というよりポケットカード全般)の地味~なデメリットとなるのが、指定口座を持っていないと本人確認が面倒だということ。
あなたが、
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・ゆうちょ銀行
いずれかの口座を、毎月の支払用口座に設定できるのなら特に問題はないのですが…。
もしその他の口座を支払いに使いたいのなら、P-one Wizにおける本人確認方法は「本人限定受取郵便」となります。
これは簡単に言うと、「郵便局と電話をしたり、配達員に本人確認書類を提示したりする必要がある、やや面倒な受け取り方法」。
カードのスペック自体とは関係ないものの、大手4行以外の口座を利用している場合にはあらかじめ知っておきたいところです。
参考:ポケットカード公式HP「ネット入会お申込み(本人確認手続き)の手順」
ちなみに大手4行の口座をお持ちであれば、申し込みの過程で「口座登録による本人確認」が可能。この場合、カードはサインだけで受け取れる「簡易書留」で届きます。
年会費を支払えばもっと高還元なカードを作れる?
確かにP-one Wizは「大体誰でも申し込める無料カード」の中では最高還元。
(申込者が限定されるものまで含めれば、実質還元率がより高くなりうる学生専用の「JALカードnavi」がありますが)
…が、年会費が発生するカードまで考慮に入れれば、より高還元なものも存在します。いくつか見てみましょう。
★P-one Wizより高還元なカード
JALカード(普通) |
・実質年会費5,500円 ・JAL利用機会があるなら最優先 ・ANAカードよりコスパよし、かつローシーズン以外なら同じ区間の必要マイルも安い傾向アリ |
ジャックスカードプラチナ |
・年会費22,000円 |
セゾンプラチナ・アメックス |
・年会費22,000円 |
SPGアメックス | ・年会費34,100円 ・実質還元率2.5%~ ┗ポイントをマイルに交換かつそのマイルを2円相当と見積もり、2万マイル移行時にもらえるボーナスマイルを加味した場合 ・Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員資格付帯 ┗マリオット系ホテルで獲得ポイント、お部屋アップグレード等の優待あり ・カード更新のたび、1泊2日2名までの無料宿泊特典付与 ・国内空港ラウンジサービス ・その他多数の宿泊優待など |
ご覧の通りJALカード以外はやたら年会費が高いですが、ピンと来るものがあればそちらを選んでも良いでしょう。
…が、逆に言うとP-one Wizレベルの還元率は、普通だとこれくらい年会費を掛けたり、限定的な条件でないと実現できないということですね。
FAQ:VISA、Mastercard、JCBの国際ブランドはどれを選べばいい?
P-one Wizでは申込時に
・VISA
・Mastercard
・JCB
の3ブランドを選択できますが、還元率などの基本機能は全部同じです。
ということで基本的には国内外で利用できるお店が多い、「VISA」または「Mastercard」を選ぶと良いでしょう。この2つに大きな違いはありません。
(たま~に特定の国際ブランドが使えないというお店がないわけではないですが…)
P-one Wizの基本情報と特典一覧
▲画像は公式HPより
総合評価 |
80点/100点 |
還元率 | 1.495%(1%割引+ポイント還元) |
国際ブランド |
VISA |
必要書類 | |
付帯保険 |
・ショッピング保険(年50万円) |
ETCカード |
年会費無料 |
家族カード | 無料 |
スマホ決済 | |
その他の特典等 | |
・レンタカー割引 |
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コメント | |
・無料カード最高還元。「リボ払い専用」等の問題が気にならない+還元率最重視なら筆頭候補になりうる |