【70点※】セブンカード・プラスはセブンイレブンに不向き!?本当のメリット・デメリット
勝手に格付け!セブンカード・プラス
▲画像は公式HPより
総合評価 | 70点/100点 ※イトーヨーカドー、あるいはセブンイレブンでの公共料金支払いの利用機会がある場合 50点/100点 ※メインカードとして使う場合 |
還元率 | ★★★★ ※「8の付く日」イトーヨーカドー優待 ★★ ※その他一般加盟店(0.5%) |
作りやすさ 年会費 |
★★★★ 完全無料 口座登録で本人確認可(=必要書類なし) |
国際ブランド | VISA(通常デザインのみ) JCB |
注目のメリットなど | |
・毎月8日、18日、28日はイトーヨーカドー5%オフ ・nanaco一体型カードを選択可 ・nanaco(オート)チャージでも0.5%還元 |
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こんな人におすすめ | |
・イトーヨーカドー利用者 ・nanacoチャージでnanacoポイントを貯めたい ┗セブンイレブンで公共料金を支払いたい方など |
- 勝手に格付け!セブンカード・プラス
- 最大のメリットは「8の付く日にイトーヨーカドーで5%オフ」
- nanacoチャージでもポイントが付くから、セブンイレブンでの公共料金支払いでも実質ポイント還元アリ
- オートチャージ機能を使えばnanaco払いがもっと手軽に:ボーナスポイント付き商品の購入も◎
- ただし平時の還元率は「セブンイレブンやイトーヨーカドーでオートチャージを使ってさえ」微妙…
- 結局【セブンイレブン】での一番おトクな支払い方法は?
- 結局【イトーヨーカドー】での一番おトクな支払い方法は?
- セブンカード・プラスやnanacoについてのよくある質問と回答
- セブンカード・プラスの基本情報と特典一覧
最大のメリットは「8の付く日にイトーヨーカドーで5%オフ」
結論から言うと、「セブンカード・プラス」の恩恵を最も享受しやすいのは「イトーヨーカドー」ユーザー。理由は簡単で、毎月「8の付く日(ハッピーで―)」に5%オフ優待を受けられるからですね。(※イトーヨーカドー内の専門店などには例外あり)
あなたが普段からよく「イトーヨーカドー」を利用されるのなら、この点だけを理由に「セブンカード・プラス」を作っても良いでしょう。
▲セブンカード・プラス公式HPより
ちなみにこのサービスは、普通のnanacoカードを使った「nanaco支払い」でも適用されるのですが…。
(=5%オフ優待を受けるため、セブンカード・プラスの取得は必須ではない)
セブンカード・プラス払いならnanacoの事前チャージの必要がないということで、普通のnanaco決済より便利であることは間違いありません。
★「8のつく日」もそうでなくても、原則として「セブンカード・プラスでカード払い」と「nanacoクレジットチャージ+nanaco払い」に還元率(=おトクさ)の差はありません。
nanacoチャージでもポイントが付くから、セブンイレブンでの公共料金支払いでも実質ポイント還元アリ
セブンカード・プラスではnanacoのチャージ(またはオートチャージ)時においても、「200円につき1nanacoポイント」の還元を受けられます。
そしてセブンイレブンは、ふつうキャッシュレス決済に対応していない「公共料金支払い」「切手や指定ごみ袋などの購入」において、例外的に電子マネー「nanaco」を利用可能。
この場合、「決済に伴うnanacoポイント」は還元されないのですが…。
nanacoのチャージ自体にはポイントが付くということで、セブンカード・プラスでは公共料金支払いにおいても実質0.5%の還元を受けられると言えます。
┗ここで0.5%還元
(2)チャージしたnanacoを使ってセブンイレブン店頭にて、公共料金などの支払い
┗ここではポイント還元なし
ちなみに、
・現金によるnanacoチャージ+nanaco決済
・ローソンなど別のコンビニにおけるすべてのキャッシュレス決済
という場面では、公共料金支払い時に還元を受けることはできません。
「セブンカード・プラスを使ったnanacoチャージ+決済」は「公共料金など、ふつうはキャッシュレス決済ができない支払い」において0.5%還元を受ける唯一の手段だということですね。
オートチャージ機能を使えばnanaco払いがもっと手軽に:ボーナスポイント付き商品の購入も◎
セブンカード・プラスは現行唯一の「nanaco」オートチャージ(自動チャージ)機能付きクレジットカード。
この機能を使えばnanaco残高が一定基準を下回った場合、自動的にクレジットチャージが行われます。チャージ(入金)の手間なくnanaco決済を利用できるということで、便利であることは間違いないでしょう。
この機能は特に、「nanaco払いでボーナスポイントプレゼント」といった一部商品を購入したい場合に有効。nanaco残高を気にせずレジに迎えますからね。
さらに「セブンカード・プラス」では(オート)チャージ時にもポイント還元を受けられますので、現金チャージ時よりもおトクという結果になります。
▲実際に行われていたキャンペーンの例(公式HPより)
そして「残高が××円以下になったら△△円をチャージする」という詳細については、利用者が1,000円単位で設定可能。ご都合に応じた金額をセットしておくと良いでしょう。
ちなみにオートチャージ対象となるのは、
・イトーヨーカドー
・セブンイレブン
・ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス
・コンフォートマーケット
での支払いで残高が一定基準を下回った場合であり、その他のお店で「nanaco」残高が減ってもオートチャージは行われません。
例:イトーヨーカドーでの決済でnanaco残高が3,000円を下回ったとき、自動的に5,000円チャージ
ただし平時の還元率は「セブンイレブンやイトーヨーカドーでオートチャージを使ってさえ」微妙…
・「8のつく日にイトーヨーカドーで5%オフ」
・nanacoとの併用で公共料金支払い時にも実質ポイント還元あり
・nanacoオートチャージ機能付き
というメリットを持つ「セブンカード・プラス」ではありますが…。
実のところ、「8のつく日でないイトーヨーカドー」「nanacoボーナスポイントが付かない商品の購入」といった普通の場面では、「セブンカード・プラス」よりおトクなカードが存在します。
…というより「セブンカード・プラス」の還元率自体が以下のように、決して高くはないんですね。
(1)クレジット払い…1.0%還元(楽天カードの基本還元率と同じ)
(2)nanacoチャージ+nanaco払い…1.0%還元(同上)
※いずれも「8のつく日」を除く
▶nanaco加盟店以外の場合、還元率0.5%
=nanaco加盟店以外での利用はおすすめできない。他社高還元カードの利用推奨
それぞれのお店でおトクに使えるカードについては後述しますが…。
基本的に「セブンカード・プラス」は、
・8のつく日のイトーヨーカドー
・nanacoのチャージ、オートチャージ(+nanaco決済)
のためにのみ使うのが良いかと思います。
結局【セブンイレブン】での一番おトクな支払い方法は?
「セブンイレブン」における「セブンカード・プラス」の還元率は優待を加味しても1.0%。
そしてこのコンビニエンスストアには、常時5%の還元を誇る「三井住友カードナンバーレス(NL)」が存在します。
セブンカード・プラスに比べポイントが常に5倍貯まるということで、セブンイレブンユーザーはまずこのカードを取得するべきだと言えるでしょう。
▲画像は公式HPより
評価 | 90点/100点 ※コンビニ、マクドナルド専用カードとして使う場合 |
年会費 | 完全無料 |
基本還元率 | 0.5%(Vポイント) |
国際ブランド | VISA Mastercard |
必要書類 | 特になし (ネット上で口座登録を済ませる場合) |
付帯保険 | ・海外旅行保険(上限2000万円) ┗治療費、携行品補償等付き |
その他の特典等 | |
・セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドにて ・カード券面にカード番号の記載なし ・「ポイントUPモール」経由のネットショッピングで還元率アップ |
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タッチ決済(5%還元の条件)の使い方 | |
(1)店頭で「クレジット払い」と伝える(またはレジの機械クレジットカード払いを選択) (2)nanaco等をかざす電子マネー読取口に「三井住友カードナンバーレス」をかざす |
セブンイレブンでの決済に関しては、このカードが断トツでおトク。
とは言えnanacoチャージには対応していませんので、
・公共料金をセブンイレブンで支払いたい
・nanacoボーナスポイントが付く商品を購入したい
という場合には、やはり「セブンカード・プラス」が優先されます。
つまり2枚のカードを、場面に応じて使い分けができればベストということですね。
★その他セブンイレブンでは専用アプリを使うことで、クーポン等を取得できる場合があります。こちらもチェックしておいて損はないでしょう。
結局【イトーヨーカドー】での一番おトクな支払い方法は?
イトーヨーカドーの場合、「8がつく日」を除くと最もおトクなのは「セゾンパール・アメックス+ApplePayまたはGoogle Pay」を使った決済かと思いますが…。
スマートフォン決済にイマイチ馴染みがない、という方も多いでしょうから、いくつかの例を挙げさせて頂きましょう。
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・年会費は原則無料 ➡ Apple Pay、Google Payを利用できるなら筆頭候補。 |
・実質年会費5,500円(American Express除く) ➡ 飛行機の利用機会があるならどこで使っても2%~還元 |
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・年会費無料 ➡ 無料カード最高還元。ただし「リボ払い専用」に注意 |
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・年会費無料 ➡ 無料カードの最高峰。ポイントの使い道さえ確保できるなら◎ |
※楽天カード等は上のカードに比べ還元率が低い(1.0%)ため除外
「セゾンパール」除く3枚は、元の還元率自体が高いカード(=どこで使ってもおトクなカード)ですね。
基本的には、
・上の場合以外なら、「セゾンパール」等の他社カードを使った高還元決済
といった方法で、カードを使い分けていくのが良いでしょう。
セブンカード・プラスやnanacoについてのよくある質問と回答
「nanaco一体型」と「nanaco紐付型」はどう選べばいいですか?
セブンカード・プラスでは申込時に「nanaco一体型」と「nanaco紐付型」を選択できますが…。
個人的におすすめなのは「nanaco一体型」の方。理由は簡単で、クレジットカードと「nanaco」を1枚に統合できるからですね。
とは言えすでにnanacoカードをお持ち、かつ複数のカードを持つことに抵抗がないなら「nanaco紐付型」を選んでも構いません。「nanaco機能が付くか付かないか」以外の機能は同じです。
ディズニーデザインは「VISA」を選べないようですが、このことにデメリットはありますか?
セブンカード・プラスをイトーヨーカドーやnanacoチャージにしか使わないなら、VISAもJCBも同じです。ディズニーデザインを希望するならそちらを選んで構いません。
が、メインカードの国際ブランドに対応していないお店に遭遇する可能性を考えると、「普段使っているカードとは違う国際ブランド」を選択できるとベターでしょう。
例:普段はJCBブランドのJALカードを使っているので、「セブンカード・プラス」ではVISAブランドを選ぶ
店頭申し込みとネット申し込みで何か違いはありますか?
入会キャンペーンなどに違いがある場合があります。
基本的に入会特典はネット申し込みの方が上かつ手間も掛かりにくいため、ネット申し込みを選ぶのが良いでしょう。
クレジット決済やnanaco決済で貯まった「nanacoポイント」の使い方について教えてください。
セブンカードプラス、あるいはnanacoの決済により原則「200円につき1ポイント」もらえるのが「nanacoポイント」。
そしてこのポイントの主な使い道は以下の通りです。
┗nanaco加盟店のお店のレジやモバイルアプリで対応
(2)「オムニ7」(通販サイト)で1ポイント=1円として決済
(3)ANAマイルへの交換
┗ただし500ポイント→375マイルとレートはよくない
その他募金、「トラノコポイント」「BOSAI POINT」への交換対応
基本的には「nanaco残高へのチャージ」または「オムニ7での決済」に使うのが良いだろうと思います。
★ちなみにnanacoポイントの有効期限は、「獲得翌々年の3月末」です。
(=有効期限は1~2年)
セブンカード・プラスの基本情報と特典一覧
▲画像は公式HPより
総合評価 | 70点/100点 ※イトーヨーカドー、あるいはセブンイレブンでの公共料金支払いの利用機会がある場合 50点/100点 ※メインカードとして使う場合はほぼメリットなし |
基本還元率 | 0.5%(nanacoポイント) |
国際ブランド | VISA(通常デザインのみ) JCB |
必要書類 | なし(ネットで口座登録時) |
付帯保険 | なし (どのカードにも付帯する不正利用補償のみ) |
ETCカード | 年会費、発行手数料ともに無料 |
家族カード | 無料 |
スマホ決済 | Apple Pay 2021年9月現在Google Payは未対応 ┗nanacoなら紐づけ可 |
その他の特典等 | |
・新規入会+諸条件クリアで最大6,700ポイントプレゼント ・イトーヨーカドーにて「8の付く日」5%オフ ・セブンイレブン、イトーヨーカドーなどの系列店で還元率2倍 |
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コメント | |
・「8の付く日」のイトーヨーカドー ・nanacoのチャージ/オートチャージ 専用カードとしての利用が◎。ピンポイントだが独自のメリットがあるのは確か |